低空飛行の航空日誌

何かあったことをつらつらと気の向くままに

beatmania IIDX 行脚記その6 鳥取・岡山編

本当は兵庫と大阪も入れる予定だったけど、移動の疲れで面倒になり飛ばしたのでした。
宿泊場所が本格的な温泉(しんじ湖温泉)だったので豪華な朝風呂に食事と、これまでで最も条件のよいスタートとなった。

鳥取行脚

イオンモール日吉津(ひえづ)内の、アミパラ米子店にて。

きちんと休めて調子が結構よかったので、 ☆11も2曲ほど手を出したがかなわなかった。
七段に手を出してみるもこれまたかなわず。手が動かないのと、配置がごちゃごちゃしたものを落ち着いて見定めて捌くというのができない(実は後者は仕事でも出ている問題である)のが原因とわかっているが、どうすればいいのやら。

往路はタクシーだったが復路は歩いた。荷物が重かったこともあり30分かかった。距離も2.4kmとなかなかだったが、道中の田んぼが広がる景色と、吹き抜ける風に精神的に癒やされた。都心で仕事をする生活では決して得られない感覚である。

メンテナンス状況

島根のときと同じ。ただ、皿は内周部がはがれてきていると感じた。皿の内周部を触ると妙なしわがあるので、内側からはがれてきているのは確かなようだった。
ボタンは山口・広島・島根と続いてほぼ同じ感じで、文句のつけようがなかった。
音量も問題なく、他の音ゲーが筐体の背中合わせか、やや離れたところに置いてあるので、たぶん気になりにくいと思う。少々うるさくても自分の背中側が壁なので、IIDXの音がちょうどよく反射して聞こえやすい。

鳥取行脚のよもやま話

行きのタクシー内で、伯耆大山(ほうきだいせん)駅の出口増設について。
イオンモールは駅の出口の反対側にあり、現状では大回りして向かう必要があるのに気付いたのでこの話題を選定。

自分:「伯耆大山駅は、反対側の出口を設けようという動きはこれまでにあったんですか?」
運転手:「ないねえ、そもそも日吉津村から出口設置のための費用が出るとは思えないんだなあ」
自分:「それはまたなぜです?」
運転手:「まず、伯耆大山駅自体の利用者数が少ない。朝と夕方に学生と通勤客が一気に使う以外は、一日で数人しかいない。そんな状況だし、私らタクシーの運転手も、配車の時に駅のどちら側か改めて聞く必要が出るし、乗客待ちも出口が増えたら両方でやらないといけないから、負担が大きくなってしまう。中高生たちがイオンモールに遊びに行くのに歩いているのはよく見るけど、駅の反対側をよく使うのはそのくらいだしねえ」
自分:「それを考えると、たしかになさそうですね……」

下手にやらない方がいい、というか現状で特に困っていないから何もしない、ということのようである。まあ地元の人が言う駅の利用者数や利用傾向の面からして、出口の増設なんてまず無理なわけですが……

岡山行脚

これまたイオンモールは倉敷店の、ユーズランド倉敷店にて。
これでイオンモールは3県連続訪問となった。

ここはPremium Freeの設定が破格気味である。地元でも最大は17分292ptだったはず。
20分もあったら、運良く行けば15曲以上は回るだろう。その前に疲れて手が動かない、立っているのが辛くなる、というのがオチだとは思うが……(15分でやって10曲ほど回したが、手や足の他に眼も疲れて参ってしまった)

ここでついに中国地方制覇を達成。

段位と自分

行脚で移動に困らない(実際どこに行こうが乗り換えとか全く苦にならない)辺りたぶん皆伝なので、プレイの段位にはこだわらなくてもいいんじゃないのかと思った。
山陰は、そういうふうに思わせてくれるような空気が流れている土地。自分には合いそうな気がした。

大移動

本日の移動は松江から、イオンモール日吉津の最寄りである伯耆大山、その後伯備線山陽本線を経由して大阪までである。
移動距離は鉄道だけでも364.5km(ジョルダンで乗り換えを調べた結果)。全日程中、3番目の長さ。
ちなみに1番長いのは1日目の羽田から福岡を飛ぶ日程で、2番目は最終日の京阪神・中京圏行脚と名古屋からの帰宅ルートをあわせたもの。

大移動の道中にあった話

伯備線(米子〜倉敷)の道中、同じく青春18きっぷを使って鉄道を使った旅をしている人と話す機会があった。
いろいろ話すと、昨日は鳥取に行き砂丘を見たが雨で残念という感じになり、今日は鳥取から同じく伯備線を経由して大阪を目指すという。
彼らもリュックを見るなり「テントでも入ってるの?」とたずねてきたが、そんな装備はない……ノートPCとルーター代わりのスマートフォンに、メインのスマートフォンガラケーというモバイルセットなら完備しているのだが(汗)。

でも時間ができたときにやる18きっぷの旅は、テントなどでやるのもいいかもしれない。あるとき、早朝道の駅に寄ったときに自転車で旅行している二人組の人が、道の駅に寝泊りしてるのを見たことだってあるし。
彼らは、そんな旅の仕方に改めて気づかせてくれた恩人のように今は感じる。

都市と田舎

「今の自分でいいんだ」と思わせてくれるような空気が流れている土地が田舎かと思う。
逆に、どこかで「こうでなくてはいけない」と思わせるような空気が流れていればそれは都市だと思う。
前者は時間の流れもゆったりした感じがする。後者は逆。なんか忙しいし妙に何か思い詰めてしまうような空気さえ感じる。

山陰は全体的に「まあゆっくりしなよ、何にもならないものはなんにもならないし」という雰囲気を感じたが、それが新見(岡山県)あたりから先、倉敷のほうは同じ地方でも「ここはこうでなくてはいけない、合わせなくてはならない」という雰囲気をどことなしに感じた。
それは家の密集度だったり、街にある広告や商店を見て思うことだったりする。だから明確に言葉で表せ、といわれてもできる気がしない。
どうしても気になるなら、実際に見るのが早いと思う。ただ、衛星写真では難しいと感じる。やはり現地を自分の目で直接見るのが一番いい。

故郷東北の地には、山陰のようにゆったりとしたような場所は少ないと感じる。ずっと住んでいたから感じないだけかもしれない。だからといって山の中になると、今度は全く人がいないので極端である。
隣の芝生は青い、というやつなんだろうか……