【IIDX行脚】九州前編(大分、宮崎、鹿児島、熊本、福岡)
7/28〜30日、大分から宮崎、鹿児島、熊本に福岡と立て続けに行脚したときの記録です。
九州は3年前の行脚以来で、中には10年ぶりの訪問となる観光地もありました。
まずは前編として7/28の1日目から。
7/28 大分行脚
往路で搭乗した便は8時35分発の羽田発大分行きでした。
この日家を出るのが遅れてしまい、保安検査場に到着したのは出発まで25分とかそのくらいしか残っていませんでした。
そのため「出発まで30分を切っている方はこちら」という優先レーンを初めて使いました。
私:「すみません、この便に搭乗するのですが(iPhoneのPassbookに入れたチケットを見せる)」
保安検査場受付のお姉さん:「かしこまりました。○○様ですね、少々お待ちください。……ではこちらにどうぞ」
本当にすぐに保安検査に通されました。同時にグランドスタッフの方にはご迷惑おかけしてしまったな…と思いました。
心労が積み重なる仕事をし続けているのは多少なりとも影響しているのですが、それは理由にならないですしね。
搭乗ゲートは第2ターミナル70番ゲートだったので、保安検査後ゲート到着まで時間がかかりました。ゲート到着時点で出発まで残り10分という有様。
まあ何はともあれ間に合い、大分空港に無事到着。そこからトヨタレンタカー大分空港店に送迎バスで向かい、車を借りて別府を目指しました。
行脚の前に
大分といえば温泉です。有名なことの一つとしては地獄巡りです。さらにいうと大分は実に10年ぶりの訪問です。
……まずは行脚なんかそっちのけで地獄巡りするに決まってるじゃない。もちろん全部回るってことで。
10年前の春、JRグループ発足20周年を記念して青春18きっぷが8000円になったときに大分入りして地獄巡りはしたのですが、到着が遅かったために全ての地獄を回ることができませんでした。
そのときのことがずっと心残りになっていました。
また、鉱泥温泉という午前中しか入浴できない温泉もあるとその後聞いていたので、そこにも行きたいなと思っていました。
ということでまずは本坊主地獄へ。ちなみに鉱泥温泉はここに併設されています。
本坊主地獄と鉱泥温泉
まずは鉱泥温泉に入りました。入浴料900円、記念にタオルを買いましたがこれは250円。
普通の温泉と泥湯があります。
「泥湯につかる前に温泉で一度身体を流してください。泥湯はとても温まるので、一度温まったら上がって冷やしてください。その後また浸かってもいいのですが、繰り返しは3回を限度としてください」と番台の方から入浴前に説明を受けました。
その泥湯ですが、独特のとろみが心地よい感触で一気に身体が温まります。適当に温まり次第上がって身体を冷やし、また浸かります。
それにしても、夏の昼間暑いときから温泉に入るというのは最高の贅沢です。
ちなみになぜ午前中のみなのか理由を聞いてみました。
「正午以降は泥湯に蒸気を一気に通して泥の殺菌をします。その後しばらく放置して上澄みの湯と泥の層に分離させて、上澄みを捨てます。この分離に時間がかかって、終わる頃にはもう夕方なんです。なので午前中だけなんですよ*1」とのこと。
また番台の方が泥湯に入ることもあり、その場合は営業終了後のお昼の時間帯になるということと、東京からこの温泉に来る方は始発かほぼそれに近い便で来ることがほとんどとも聞きました*2。
ただこのあと汗がしばらく止まりませんでした。2時間くらいだらだらと流れっぱなしだった気がします。
そのくらい身体が温まりますので、夏場は注意が必要です。
このあと本坊主地獄を見学しましたが、相も変わらずめちゃくちゃ熱そうな泥がボコボコ沸いているのを見て「大地の熱エネルギーってすごいな…」と思わずにはいられませんでした。
龍巻地獄と血の池地獄
次に、地獄巡りでも離れたところにある龍巻地獄と血の池地獄を回ることにしました。
最初に血の池地獄を見ようと思ったのですが、共通券を購入する際に「この後15分ほどで龍巻地獄の間欠泉が見られるので、そちらを見た後にここを回るといいですよ。すぐ隣にありますから是非そうしてください」と案内いただいたのでその通りにしました。
その間欠泉ですが、勢いがあって驚きます。建物にかぶらないように岩で囲ってあるのですが、これがなければそこら中に温泉が飛び散ってかかるのは明白です。
このあとすぐ隣の血の池地獄を見ましたが、ここは名前の通り真っ赤な温泉の池が印象深いところです。10年前来たときは観光タクシーのおっちゃんに案内して貰った上に写真も撮っていただいたのを覚えています。
海地獄
湯の色が文字通り海のような青みを帯びた色になっていることからこの名がついています。たぶん今回回った全ての地獄中トップなのでは…と思うようなすさまじい勢いと量の湯気が常に噴き出しています。
ここは夏場に行くと蒸されます。外にいるのにサウナの中にいるような感じで、汗が止まりません。
このすさまじい勢いの蒸気で蒸したゆで卵とプリンをいただきました。ゆで卵は5個300円、プリンは1個300円です*3。
卵は卵黄近くのところにわずかながら半熟の白身が残っているのがとてもよく、プリンは卵の味が残る素朴なもので美味でした。
かまど地獄
かまど地獄には蒸気を利用した面白い仕掛けがいくつかあります。
蒸気を吸い込むことで呼吸器系に作用させようというもの、飲用泉、肌に蒸気を当てるものなど。
蒸気を当てるものや飲用泉はとても熱いのでやけどに要注意です。
10年前は平然と肌に蒸気を当てられたのですが、今回はあまりの熱さに全くといっていいほど当てられませんでした。
以前は3月中旬で今回は真夏という季節の違いによるものかもしれません。
また飲用泉はなかなか冷めないので大量に飲むことはできないと思います(実際できませんでした)。
ここも蒸気の量は多いですが、海地獄のそれには及ばない感じです。
かまど地獄の売店では蒸気で蒸したピータン(アヒルの卵らしい)、いしがき饅頭によく冷えた瓶入りのラムネをいただきました。
卵を一日に一体何個食ったんだろう……
この後(鬼山地獄、白池地獄、鬼石坊主地獄)
鬼山地獄ではワニを間近に見ることができます。ワニはほとんど動かないんですが、調べてみるとそういう性質なのだそう。
過去飼育されていたワニの剥製も見れます。かなり大きくて迫力があります。
白池地獄では何種類かの熱帯魚が飼育されているのを見られます。温泉の熱を利用して水を温めるという無駄のないやり方です。
鬼石坊主地獄は、本坊主地獄を見た後だと迫力に欠けると感じる部分がありました。
庭園としての整備は申し分ないのですが、泥から蒸気が吹き出る様子は本坊主地獄の方が熱さを主張する感じで迫力がある、と思わずにはいられませんでした。
こちらにも浴場は整備されているのですが(鬼石の湯)、入浴していないので何とも言えません。本坊主のそれと違って営業時間はずっと長いようです。
本題の行脚(大分行脚)
今回お世話になったところは「アミュスポ別府」。あくまでもバッティングセンターとしての運営が主で、風営法適用の対象外とするために措置を講ずることもありますという但し書きがあります。
このような但し書きのあるお店は、これまでの行脚でも初めてでした。
筐体は担当者のこだわりが垣間見えるデコレーションがされていました。スクラッチの部分に本物のレコードと思われるもののコピーが貼り付けられていました。
これも初めて見るデコレーションでした。
メンテナンス自体は良好で、平日の夕方頃というのもあって静かなためエフェクターなしでも音量は問題ありませんでした。
後編に続きます。↓