【IIDX行脚】徳島・高知編〜四国地方制覇
またサボって遅くなりました……SINOBUZ完了までに間に合わず世はすでにCANNON BALLERSですが書いていきます(汗
2017年8/5, 6に徳島、高知を回り四国地方制覇を達成しました。
これにより、残りは長崎と佐賀、北海道の1道2県だけとなりました。
そして高知と徳島といえば、ある界隈ではとても有名な場所があります。そこもついでに行ったので合わせてご紹介します。
8/5 内容の濃い?一日
この日は8:55 羽田発徳島行きで徳島空港に向かいました。
その後バジェットレンタカー 徳島空港店で車(今回はヴィッツ)を借り、高速で高知県を目指します。
最初に徳島ではなく高知の行脚をしようと思った理由は、今回の拠点とする徳島市内から離れた場所にあるためです。
道中吉野川SAで昼食休憩。もう今となってはメニューを思い出せないのですが写真のものを頂きました。
また行脚先の候補を全く絞っていなかったので休憩中に適当に検索すると「えのき」というゲーセンがいいらしいと分かったので、そこへ向かってひた走ります。
だいたい2時間半くらいかかったでしょうか…高知市内に到着。
高知市内で路面電車が走っていることに驚きました。高知市については何の予備知識もなかったので「えっ、路面電車走ってたの!?」な状態。鹿児島以来の路面電車目撃でした。
さて「えのき」目指して市内を走ります。路面電車に注意しつつ道路を走るのは慣れないことだったので割と精神的に疲れました。
「えのき」最寄りのイオンに車を止めて、イオン右側にある2階建ての建物に「えのき」とあるのでそこまで歩くと……閉店?
おいおい住所表記はここだしnavitimeで案内してもここだよ?と不審に思いつつその建物の周りをうろうろ。
しんと静まり返り、2階に上るとかつてゲーセンだったころの面影を残すものが室内に置かれているだけの建物。もちろん「えのき」と書いてある……一体なんだこれ?
閉店したのかとしか思えなかったためラウンドワンに行くことにしました。*1
なんだかんだでラウンドワン高知で高知行脚を達成。
高知行脚のあと
高知行脚のあと、ただ高知に行って戻るだけというのがやるせなく、室戸岬か足摺岬のどちらかに寄りたいな…と思いつつ運転しながら道路上の案内を見ると、どちらも100km前後。
これでは行きはよいよい帰りは何とやらになってしまうので諦めつつ、徳島に戻る帰路を取りました。
しかしここは四国。四国といえば全国にその名を轟かす(一部界隈には)あまりに有名なものがあります。
それは国道439号。泣く子も黙る日本トップクラスの酷道です。
酷道攻めが好きな私がこれを忘れるわけもなく……高知道でR439の記号を見るなり大豊インターを降りてそのまま国道32号を徳島・香川方面へ向かうことに。
でもやはり迷います。なにせこの時点で時刻は16時過ぎ。頭が痛いと感じるくらい割と疲れているので早く宿でのんびりしたい*2。
なんだかんだ迷いつつR32を大歩危まで行き、ちょっと見学。
大歩危駅、なんだか今回の18きっぷのポスターと場所似てるけど違うなあ、と思ったら今回の舞台は小歩危駅だったそうで。
見学後はなぜかわかりませんがR439特攻を腹に決めていました。自分でもなんでこんな決断をしたのか全くわけがわかりません……
といことでR32とR439の分岐まで車で戻り、分岐をR439へ。
「一度入ったら二度と抜けられない」と言われ、またその道を征く者の心をへし折る強者に挑みます。
酷道439特攻記
ほかの皆さんが酷道国道439号を走破される場合、徳島市から四万十市へ抜けられることが多いのですが、私は大豊町のR32とR439の交差点から徳島市側に入っているため逆パターンでの走破となりました。
この場合、もっとも通過が困難な地帯(京柱峠前後)が間もなく襲い、最後の最後に剣山の大量つづら折れを通るというなかなかマゾなコース取りとなります。
さてその道中ですが……文章より写真でご紹介。京柱峠に向かう順で上から並んでいます。
「対向車来たらどうするのさ?」
「意地で避けるかバックしな。」
「ガードレールは?」
「ガードレール?え、なにそれおいしいの?」
「ということは……?」
「I can fly, I've got reason...!!(元ネタ:9thのあの曲)」
そんなとてもワイルドで素敵な道が続きます。
最初の写真の位置から30分で京柱峠に到着。道中止まりながら写真を撮っていたのでこのくらいかかってます。本当はもっと早く行けます。
京柱峠名物のイノシシ肉が入ったうどんがいただける茶屋がありますが、到着したのは午後6時過ぎ。こんな山の中でこんな遅くまでやっているわけもなく、当然周りには誰もいないので自分一人だけです。
峠の頂上は見晴らしが非常に良好です。
峠の看板より奥側。
こちらは峠の看板が向いている側。
ここから先、徳島市方面はほぼ全区間があまりにもひどい道なので交通情報の表示対象エリアは広いです。
その広さゆえにエリアが複数に分けられているほど。
ちなみにここから徳島駅前のR438と439の端点まで116km、3時間17分だそうです(Google Mapsによる)。
一言付け加えると、ほとんどの人はこの時間で行ける気がしません。そんな道です。
さてここからはすぐに最発狂区間です。その度合いは☆12でも最上位レベルといえばわかるでしょうか。
そんな道が終わっても、離合不能という発狂区間が断続的に53km(これもGoogle Mapsによる)。
最発狂区間は写真がわずかですが、深く知りたいのであれば439特攻をした記事を読み漁るといいかなと思います……
最発狂区間での一枚。
「ガードレール?離合?落石防止?何それみんなおいしいの?」
素敵。とても素敵。とってもワイルドでカッコいい!
さらに道中では所有者はさることながらその使途、現況に至るまで全く不明な小屋がいくつも現れます。しかもどれもこれも皆同じ形(下の写真参照)。
いったい何のために置いてあるの……
日が完全に沈んだ夜中、ヘッドライトの先にもこの小屋は容赦なく突然現れます。下手な肝試しやお化け屋敷よりずっと怖い。
お墓も何度にもわたって突然登場しますので道中すべてがとてもよくできたお化け屋敷です。
下の写真は京柱峠の局所難(最発狂区間)を抜けた直後。
こんな山深いところにも小さい集落があります。この集落の生活ってどうなってんだろう……
宅配のドライバー殺しもいいところという道ばかりなので謎は深まるばかり。
最発狂区間を振り返ってみましたが、道が途切れている気しかしません。
その後しばらく走って剣山近くまで来ました。
ここはR438とR439の交差点で、ここから先剣山方面はR438との重複区間となります。
ちなみにこの交差点、どの方向に行っても酷道です。絶対に逃げられません。
さらにいうと、この付近NHKラジオ(AM)でさえまともに入らない区間が多いです。FMなんて当然期待できません。谷間に近いところばかり走るから仕方ないね。
写真は撮っていませんが、この区間極めつけの恐怖は廃車が放置されていたことでした。廃車というのは個人的に事情をいろいろ想像できてしまう上に夜だったので、先ほどの小屋以上の恐怖感でした……
所要時間
京柱峠からこの日の宿泊場所までのラップタイム所要時間は、私の場合で3時間40分でした。
Google Mapsさんはどんな優秀なラリードライバーをお雇いなのでしょうか……
対向車について
突撃した時間も遅かったので誰にも遭遇しないと思ったら、実に13台もの対向車とすれ違いました。
うちレンタカー2台、大型車2台。
いずれも離合不能ではない場所だったのが幸いでした。
8/6 徳島行脚と鳴門海峡観光
昨日夜の酷道特攻という名の発狂譜面体験会も無事終わりましたので渦潮を見に鳴門海峡へ。
白川郷と同様、早いうちに行かないと渋滞するだろうし駐車場に止めることすらままならないだろうなと思って早めに出たのが正解でした。
最も近い駐車場に自分が入った直後から、空きを待つ車列ができはじめました(午前10時着でこうなります)。
ついでに淡路島に行ってみた
この際なので淡路島に足を踏み入れてみました。
徳島に近い方の道路は起伏に富んでいてカーブもきついところが多いので通行には割と注意を要します。
徳島行脚
鳴門海峡と淡路島を味わったあとはお待ちかねの徳島行脚を達成するため、「アミューズメントパフェ パレパレ田宮店」へ。
2台あり両方触りましたが、通路側にあった1台の液晶がやたらまぶしい?ギラつく?(たぶんPENDUAL液晶)以外普通だったと覚えています。
これで徳島行脚と四国地方制覇を達成。残すは長崎、佐賀、北海道のみとなりました。
このあと、空港へ戻りつつまだ昼食を取っていなかったので徳島ラーメンでいい感じのところを探したのですが、14時になるというのにどこも行列ができていたので諦めてガソリンスタンドを探して給油しました。
今回の走行距離は424.2km、給油量は25.41Lで燃費にすると16.69km/Lでした。
ひどく平均速度の低い(40km/h行きません)山道を走った割には良好な燃費で驚きました。
車を返却後、さすがに空港の中なら何か食うところあるでしょと思い探すと期待通りのものとご対面。
「徳島宝ラーメン 徳島阿波おどり空港店」で徳島ラーメンをライスと卵とともに頂きました。
なお今回の行脚は台風にヒットアンドアウェイをかますという希有な体験をしました。
全日程を通して気温と湿度は高いのですが吹く風が冷たい。まさに嵐の前兆です。
東京に戻った次の日(月曜日)から台風上陸とかそういう話が頻繁に出るようになったので「台風連れてきちゃダメよ」なんて言われたりしました。
余興
帰りの機内からの景色をお楽しみください