低空飛行の航空日誌

何かあったことをつらつらと気の向くままに

beatmania IIDX 行脚記その2 静岡編

昨日早く寝て早く目が覚めた(AM6:30)。
「今日はすることないなー」と思いながら青春18きっぷが2回分残っていることに気がついた。

「1日で無理しない範囲で、どこまでいけるんだろう?」と思いながらルートをいくつか探ってみた。
名古屋:6時間以上かかる。帰りに新幹線使わないと無理。新幹線料金は東京までの片道で1万円超。却下。
岡崎:名古屋と大して変わらない。却下。
豊橋:5時間半くらい。どうやってもどちらか片道で新幹線使わないと時間の余裕がない。それは無理ということ。却下。
静岡:なんと片道3時間半。朝出れば昼には着く。何かうまいものも食えそうだ。よし、これで決定。

青春18きっぷユーザーには有名なロング・オブ・シズオカである。その名は伊達ではなかった。なんといっても静岡県を昼間の普通列車で通過するのには、ほぼ4時間かそれ以上かかる。
過去2度経験しているのでその長さは大体わかっていた。が、やっぱり長いものは長い。
手早く通過したいなら夜行快速「ムーンライトながら」が非常に便利である。が、みな考えることは同じで、大人気列車で全席指定席な上に予約がなかなか取れない(余裕を持ったスケジュールで予約をとるなら大したことはない)。

大学時代に沼津出身の友人が研究室にいたので聞いてみたところ、「みんな3駅とか4駅程度しか使わないから、快速の需要がない」とのことで、今日見ていたらたしかにそんな感じだった。地元の人は長くても6駅とかそのくらい乗ったら降りていく。
今日は長々と居座っているのが多かったけど、おそらくほとんどが18きっぷユーザーだったのだろう。そんな自分もそうだ。
この時期、地元の人に迷惑かかってるんじゃないのかな……と思ったりした。

東京を出る

出るころになって使用済み核燃料が満タンだという内部警報が発令された。それに対処するのに約30分、池袋の副都心線改札近くにある廃棄物処理場の一角を占拠せねばならなかった。
思い立ってそのまま何も食わず出てきたので、その後外に一旦出てモスのモーニングをいただく。400円。

朝食後は即移動を開始して静岡へと向かった。
熱海まではトントン拍子で進めるが、やはりロング・オブ・シズオカ、熱海から先がずいぶんと長い。
持ってきたMacBook Airと手持ちのSIMフリーなスマフォをBluetoothで結んで、身内でやっているあるコンテンツの更新の下処理を進めて時間をつぶした。

静岡到着

12:40ごろ、静岡に到着。
腹が減ったので静岡らしい感じの飯屋を探す。が、駅前にはあんまりない。
手持ちのもう一台のスマフォでGoogle先生に聞くと、北口からちょっと離れたところに集まっているという。
少し歩いて(だいたい10分くらい)、「のっけ家 静岡店」に到着。ここで白身魚盛り込み丼をいただいた。鯛、カンパチ、ほうぼう、雲丹、いくらが乗って1296円(税込み)。

最初は何が何の魚かあまりわからなかったが、あとになって見直してみれば「どうやらあれがほうぼうという魚のようだ」という感じである。そんなものである。

今日の静岡の天気 体感結果

晴れていて、湿度もあまり高くなかった。汗が出ても風が吹けばさらっと乾いていく心地よさ。
東京は朝から湿度が高くて、曇っていたにもかかわらず蒸し暑かった。じわじわと噴出してだらだらと汗が流れる感じと、いつまでも乾かないことによるべとつき。
全く対照的だった。

静岡行脚

昼食後、バスで静岡駅前から静岡インター入口まで向かい、THE 3RD PLANET静岡インター店に行った。
運賃は190円。乗車時間が20分程度あるのにこれは安い。実家近辺の地元とはあまりにも公共交通の事情が違いすぎる。向こうじゃ20分も乗ったら市街地内でも400円近く行くというのに。
ここはバス停に着いたら後ろを振り返ると、すぐそこにある。徒歩2分とあるけど、これは1分の範囲だ……
無事、静岡行脚のメダルをゲット。

14時ごろに到着したので、人が増えて混んで待ち時間が出るかと思ったものの、最初から最後まで自分含めて3人で2台のIIDXを順番にプレイするという快適な環境だった。立地の影響だろうか?
メンテナンスもばっちりで、同店高崎店と同じく申し分なし。強いて言うなら高崎店のほうが広い分、音ゲー筐体同士の距離もあり、またIIDXが爆音仕様になっていて音量も申し分ない。

静岡インター店ではIIDXの左隣にあまりほどなくしてギタドラがあるため、それをプレイする方がいる場合聞こえが悪くなる場合があるということだけ付け加えておく。
ここのIIDXはヘッドフォンアンプが設置されていて、今回は愛用のQuietComfort 15を持っていって事なきを得たのであまり気にはならなかった。普通こういう場所に持っていくような代物ではないが、あいにく手持ちがこれしかないので仕方がない。傍目から見たら贅沢以外の何者でもない、と見えるようにも思う。

戻り

なんだかんだいって、いつものように5回くらい遊んで「あれ、ここ東京じゃないよな、静岡だよな」と思い出して、さっさと帰路についた。
帰り際、静岡駅につながる地下通路で、草灘駅近くに温泉があるという広告があった。興味を引かれた。でも風呂道具はない……(その前にそのための時間も確保していない)。
そのうちまた来たときに行こう。駅近くの温泉というのはどうしても惹かれるものがある。

静岡駅で改札を通ったあとすぐにあるKIOSKで、TOICAで飲み物を買った。日ごろはモバイルSuica使い(通勤定期が入っている)なので、「TOICAで」の一言とともにリーダーにいつものように携帯(ガラケー)をかざした。もちろんスムーズに支払いが行われたが、あとになって「何であの人携帯をかざしてたんだろう」という店員さんの気持ちがよぎった。

帰りはさすがに疲れてて、静岡から熱海までの間は半分くらい寝ていた。熱海からは普通列車グリーン車でまたPCをテザリングして快適な時間を過ごした。
帰りの道中では、いよいよ今週末に控えた大規模行脚に必要な作業を少ししたりもした。

どうでもいいこと:携帯の台数

「何台携帯持ってるんだよ」と聞かれそうなので先に答えておくが、3台。ガラケーとスマフォ2台(国内使用可能なSIMフリー機とdocomo端末)である。平日はガラケーdocomoスマフォの2台持ち。

静岡という街について思ったこと・感じたこと

街の雰囲気は、名古屋と首都圏という大都市圏にはさまれた立地上、何かやさぐれた感じ*1なのかと思ったがそんなことはなさそうで、逆に「これでもなんとかやれてるから俺は俺のやり方でやる」というようなものを感じた。
たとえば静岡駅前から静岡インター入り口までのバスを見てみると、最低でも20分くらいかかるのに運賃は190円のままあがらない。もちろんその間に乗り降りする人は少しずついて、車内も席が少し空いていて立っている人はいない、というくらいの乗車率である。
このくらいなら2、3回くらい運賃があがってもいいはずなのに、あがらない。
「これでも赤字じゃないですから、これでいいんです」
そんなおおらかな部分が見えて、住んだらそういう具合で肩肘張らずに自然体でいられそうな場所なのかもしれない、と思えた。

静岡は首都圏・名古屋の両方の中間地点である。どちらに遊びに行くにもちょうどいい。
かといえ過度に寂れた様子もない。それなりの活気があるし街としての規模もある。
静岡駅から少々外れた場所(2駅くらい離れたようなところ)であれば、おそらく程よい調和が取れた生活ができるかもしれないとも思えた。

*1:大きい街に囲まれて、みんなそっちばっかり向いているからもういいやという諦めと負の悟りの感覚。出身地である東北地方では東京を向いてばかりなうえに完全に自家用車社会のためか、この感じが強い