【IIDX行脚】九州後編(大分、宮崎、鹿児島、熊本、福岡)
7/28〜30の九州行脚、後編です。
前編はこちら↓
ここでも数年越しの悲願達成がありました(西大山駅訪問)。
7/28 18:00ごろ 馬が背へ
ここはかまど地獄に行く手前で、タクシードライバーの方と話した時に教えていただいた場所だったと思います。
行くために自分で調べた覚えがないのです……
地形としては東尋坊と同じ断崖絶壁です。目前に広がる海が、視界の端ではわずかに丸まって見える絶景も見られます。
ずっと鬱蒼な森の中を進みます。スズメバチ出たら怖いなーと思いながら進みます。
10分ぐらい歩いたでしょうか。展望台に着きます。
東尋坊と同じような地形ですが、その高さが段違いです。
この上から見下ろす展望台へも行けるようなのですが、遅かったのでそこまでする余裕がありませんでした。
展望台からもう少し奥に歩くと、馬の背のような形をした地形が見られます。
自然の作用で作られた地形ですが、偶然でこのような形になるのがとても興味深いところです。
宮崎市内入り
このあとは特に何もなかったので宮崎市内へと向かいました。
宮崎は7年前学会で訪れて以来の訪問です。
今回の宿泊場所は「ホテル マリックスラグーン」。
チェックイン完了後に地鶏料理などがおいしいところをフロントの方に尋ねたところ「もも鐵」とその系列店を紹介していただきました。
ということで、20時半頃と少し遅かったのですが「もも鐵 本店」へ。宮崎といえば地鶏料理と冷や汁が定番なのでそれらとおいしい焼酎をいただきました。
(ここで写真を全くといっていいほど撮っていないのが悔やまれる…)
地鶏の炭火焼きやたたきをいただきながらスタッフの方とも楽しくお話しできたのがいい思い出です。
その話の中で翌日に鹿児島の知覧、知覧特攻平和記念館に行くというとスタッフの方(女性、宮崎出身)が
「知覧はこの辺りだと小学校の修学旅行で行くんですよー。ただ内容の都合上致し方ないんですけど、すごく憂鬱な気分になったのを今でも覚えているんですよねえ」
とおっしゃってました。
今回対応いただいたスタッフの皆さんがとても明るく気さくな方ばかりで、始終楽しく過ごせました。また宮崎に来たときにはぜひ行きたいなと思える、そんなお店でした。
食事の後はホテルに戻って風呂に入り、そのまま早く寝ました。
7/29 宮崎と鹿児島行脚
ホテルを朝9時頃に出発して、ラウンドワン宮崎へ向かいました。
ここで宮崎行脚を達成。(画像が完全にピンボケですみません)
その後は夜まで観光ばかりでした。
まずは青島神社。鬼の洗濯板で有名ですが、行ったときは満潮でほとんどが水面下になってしまっていました。7年ぶりで再度じっくり見たかっただけに少し残念でした。
その青島神社ですが、境内の奥にとても緑が多く癒やされるところがあります。
ここは元宮(本来の社地とされる場所)なのだそうです。
このあとは別府でタクシーの運転手の方に教えていただいた、鵜戸神宮に行きました。
崖にできた岩窟の中にある神社です。
崖にあるため、波がたたきつけられる様がとてもいい一枚になります。
最初は何も問題はないのですが、岩窟に降りる階段は急なので足下に注意する必要があります。
訪れたときは境内で(何の工事かは忘れてしまいましたが)工事が行われていました。
この日は外があまりにも暑く日差しも非常に強かったため、ひんやりとした岩窟の中がとても心地よかったのを今でも覚えています。
いざ知覧へ
次は知覧を目指して大隅半島の付け根を突っ切ります。
ひたすら山の中を突っ切りますが、ダイナミックな自然の造形が常にその場を通る人を楽しませてくれます。
道中ちょうどいい時間になったのもあり「道の駅 酒谷」で昼食をとりました。
いただいたのは「手打ちざるそば」(大盛り)。山間部では定番の食事ですが、地元のそば粉を使った手打ちそばというのが気になって選びました。
このそばがとても香りが良く、またそばの麺も非常にコシがあってとてもおいしいものでした。そばつゆと薬味のネギにも負けない香りの強さはそうそう出会えない一品です。
昼食の最中に「坂元棚田」という場所のポスターを見かけたので、食後に行ってみることにしました。
道の駅から都城方面へ出てまもなく、右側の側道に入り山道を上ります。
離合困難な細い道を10分ほど上っていくと到着です。幸い対向車もおらず(見学者も自分だけでした)、離合で悩むことはありませんでした。
先人の方々が築き、今日まで受け継がれてきた歴史と日本の原風景を感じられる場所でした。
今現在受け継がれている方がどのようなことを思っておられるのか、機会があればお話を伺ってみたい—と後になればなるほど思えてくるところだと思います。
(これを書いている今、そう思っています)
このあとはとにかく知覧を目指しました。
目的地の知覧特攻平和会館は16時頃の到着と、かなりギリギリでした。(注:営業時間は17時まで)
知覧特攻平和記念館:わずかな時間ながら見た感想
たった数ヶ月という短い期間に非常に数多くの若い人たち(自分より10歳ほど若い)が自らの意思とは無関係に死を選ぶほかなくなってしまったというところに、とても心が痛んだ。
両親や姉、妹、なかには自分の家族や妻、許嫁に宛てた最後の手紙が多数展示されていて、それらを涙せずに読むことはできなかった。
知覧という地区はいまでも長閑な場所で、当時はもっとのびのびとした場所だったと思う。この場所に残された人々の思いからは、実に数多くの知見を得られると感じたので今後も機会を作ってまた行こうと考えている。
本州最南端の駅、西大山駅へ
知覧の後は最南端の駅として有名な西大山駅へ行ってみました。
実はここ、2011年3月末頃に行ってみようと思っていて当時ムーンライトながらの指定席券を確保して準備していたのですが(もちろん青春18きっぷの利用前提)、震災でお流れになってそれっきりになってしまっていました。
今回6年越しで悲願達成です。航空機と車を使うという超邪道プレイですが……
車で行ったこともあり周囲を見ながら行けたのですが、ここも知覧と同様非常に長閑な景観が広がるところでした。
なにより夕暮れで赤く染まった空に映る開聞岳がとても綺麗です。
私が行ったときにはおそらく最南端目当てで訪れていた方が数名いたのですが、駐車場に自分の車以外止まっていなかったので皆さん電車で来られていたようです。
鉄道駅ですしその方が味がありますよね……今度は鹿児島中央駅からでもいいので、ここまで電車に乗ってその気分を味わいたいところです。
またこの西大山駅には「幸せを届ける黄色いポスト」というのもありました。
砂蒸し風呂
見たいものを一通り見たので、最後に砂蒸し風呂を体験しに行きました。
行ったところは「砂蒸し会館 砂楽」。
専用の浴衣に着替えてから通路の誘導に従い海岸に出ると、係員の方に砂をかけられます。
「10分ぐらいが目安です」と説明を受けたのですが、それを確かに身をもって知りました。
浴衣の布をかぶっていない(つまり素肌剥き出し)、ふくらはぎ最下部から下がものすごく熱く感じるのです。低温やけどしてしまいそうとはっきり感じるくらいに。
10分以上入っていたいとも思ったのですが、指宿から今夜の宿泊先がある鹿児島市内まで1時間以上かかることから長居もできず、そもそも火傷しそうという洒落にならない状況だったので10分ぴったりで砂から抜けました。
その後専用の区画で浴衣を脱いで温泉で砂を洗い流してから、浴場に入るような形になっています。
……が、浴場の一部に砂が残っているところがちらほらと見受けられるんですよねぇ。歩いていると足の裏に砂がつく。
わからない人もいるようです。
温泉そのものはとても温まる気持ちの良い湯で快適でした。
鹿児島行脚
このあとは鹿児島行脚を残して何も残っていないので、鹿児島市内へ向かいました。
この日の宿泊場所は「鹿児島サンロイヤルホテル」。
近くにゲーセンないかなと思い調べてみると、徒歩5分程度の場所に「サードプラネット ジャングルパーク鹿児島店」があるというので、そこに決定。
愛知行脚以来2度目となる、宿泊場所から徒歩圏内の行脚となりました。
無事鹿児島行脚を達成し、そのあとはさっさと風呂に入って寝ました。
7/30 熊本、福岡行脚
正面に桜島を見られるところとお別れして、まずは熊本行脚のための場所を目指しました。
目的地は「パスカワールド グリーンランド」。ここはボーリング場に併設されているゲーセンです。
ひたすら九州道を福岡方面へ飛ばします。
道中11時と早い時間だったのですが、山江SAで昼食を取りました。いただいたのは山江ラーメン。
しょうゆ豚骨?のスープなのですが、豚骨特有のこくのある味としょうゆベースの味のバランスがとても良く大変おいしい一品でした。麺にスープがちゃんと絡むようになっているのもよかったです。
このあと、第一の目的地で無事熊本行脚を達成。
熊本行脚のあとは一般道を使い、福岡県大牟田市へ向かいました。
福岡行脚のために寄ったのは「大牟田J-GAME」。漫画喫茶と一体型になっているゲーセンでした。
ここは今回の行脚で唯一駐車料金がかかったところです。とはいえ200円で済んでいるので何も気になりませんでした。
福岡行脚のあとは一般道を経由して九州道を戻り、トヨタレンタカー 熊本空港店で車を返却してからレンタカー店の送迎バスで空港へ向かいました。
その熊本空港ですが、漫画家の方々から届いたサイン色紙が飾ってありました。たしかに見ているだけで笑顔になれそうな何かをもらえるような、そんな感じがしました。
最近漫画を読めていないので、また何か読もうかなと思っています。以前読んでいたものの続編が出ているとか、そういうのもまったく追えてないですし。
このあとは17時台の羽田行きに乗って帰りましたが、やはり東京はごちゃごちゃしていて嫌になってきます。
どこか地方にしばらく住んでみたい……とより強く自分に思わせる行脚となりました。
気になる今回の燃費
メモ
— idinor(Launcher) (@idinor) 2017年7月30日
鹿児島まで:616.9km 23.05L
福岡経由返却まで:301.5km 12.71L
計算すると、大分から鹿児島までが26.76km/L、鹿児島から大牟田経由で熊本空港までが23.72km/Lとなりました。
今回ものは試しでカローラアクシオ ハイブリッドを借りたのですが、期待していたほど燃費は良くなかったなぁという感じです。
最初は無給油でギリギリ行けるかなと思っていたのですが、最終日の鹿児島市内で残り3目盛りくらいとなり、それまでのトリップメーターの数値から目盛り一つあたりの航続可能距離を見ると無理と思われたため鹿児島市内で一度給油しています。