Panasonic製IPカメラの映像をRTSPで見る方法
一度に二つの話題を詰め込むなというツッコミはさておき。
とっても久々ですね…
PanasonicのIPカメラについて
実家付近に最近不審者というか不法侵入する輩が沸いてきたので導入しました。
録画はしているのですが、当然ライブ映像も見たいわけです。
ブラウザ開いておけばとりあえずお望み通り映像の確認はできますが、できればブラウザなんて開くことなくシンプルに表示したくなるというのがヒトというものです。
ではどうやればブラウザを開くことなく映像だけの表示ができるのか。答えは簡単、ffmpegを使えばできます。
もっと正確に言うと、ffmpeg同梱のffplayが一番最適です。
このffplayにRTPやRTSPといった動画向けのストリームを食べさせるとずっと止まることなく表示してくれるのですが、今度はその動画ストリームはどうやってカメラから引っ張るのか?という課題が生じます。
この答えを得るためにPanasonic ONVIF Application Noteを参照します。
security.panasonic.com
次に機器とシリーズを選びます。
私の場合、IPカメラ(i-PROシリーズ)なので左側の「Camera Integration(SDK/CGI)」から「IP Camera/i-PRO」を選びました。
ドキュメント一覧が表示されます。
お使いのカメラシリーズの機能によって参照するドキュメントが違いますので注意してください(具体的には、H.265/HEVCをサポートしているか否かで参照するドキュメントが異なります)。
私のところで導入したものはH.265をサポートしているので、「IP Camera –Command Document (H.265 supported models)」を選択しました。
このドキュメントの場合、20ページ目に図のようなURL一覧が載っていました。
これでRTSPストリームのURLはわかりました。
次にこのURLで映像を見るとき、どうやってカメラに設定したユーザー名とパスワードを使って認証させるのか?という課題が生じます。
こちらは下記のようなURLを作れば問題ありません。
(例)H.264/H.265のストリーム1の映像を参照したい場合
rtsp://UserName:Password@IP_Address_of_camera/Src/MediaInput/stream_1
そして最後に、上のURLをffplayで再生するには下記のコマンドをffplayのあるディレクトリ内で実行します。
ffplay -i rtsp://UserName:Password@IP_Address_of_camera/Src/MediaInput/stream_1
再生はされるがよく途切れる、灰色になって表示されない部分がよく出て不安定といった場合は、RTSPでのデータ伝送にTCP接続を強制すると改善するかもしれません。
TCP接続を強制する場合のコマンドは下記のようになります。
ffplay -rtsp_transport tcp -i rtsp://UserName:Password@IP_Address_of_camera/Src/MediaInput/stream_1
このとき、ffplayのウィンドウサイズはカメラ側で設定した解像度に合わせられます。
ffplayでPanasonicのIPカメラの映像を再生する方法は以上です。
Windowsタブレットについて
先週、東芝の法人向けタブレット端末が1万円を切ったというニュースがあり、知ったとたんに物欲が沸いたのでそのまま秋葉原に直行、お買い上げしてきました。
akiba-pc.watch.impress.co.jp
実はおととしに叔父から別のWindowsタブレット(これも東芝製で型番はdynabook S50/32M)を譲り受けていたのですが、下記のような不満点がありました。
- メモリ2GBでアプリケーション1個立ち上げておくのが精いっぱい
- 本体ストレージ32GBでWindows 10を無理やり突っ込むと半分以上システムで占有される(SDXCに対応しているのでまだ救える部分)
- 付属のキーボード付きキックスタンドが専有面積広すぎのため、利用場所が割と限定されてしまう
で、このタブレットを買ったことでどうなったかというと、
- メモリ4GBになったので普通に使えるようになった
- 本体ストレージ64GBになったのでアプリケーションを何本か入れられる
- なぜかキックスタンドになるカバーがセットでついていて、これのスタンドの専有面積が狭く利用場所が割と自由になった
- すでに手持ちのdynabook S50/32Mについていたキックスタンド付きキーボードはBluetooth接続のため、これだけ流用して本体と離した状態で操作可能になり操作スタイルも自由になった
- エロゲーやらギャルゲーが超快適に動く。解像度がWUXGAのため最近のFHD制作タイトルも縮小なし表示ができる
というところです。
ただCPUはAtomなのでレスポンス等はいまいちな部分があります。
それでもエロゲーやらSteamで買いためてたギャルゲー、ノベルゲー相手には十分なレスポンスです。
ちなみに購入当日の夜、もともと入っていたOSがWindows10 Pro ver1511と死ぬほど古いのに嫌気がさしEnterprise ver1903をクリーンインストールしました。
今は書いてある通りエロゲーやギャルゲー、あとは家の中外問わずぼんやり使うときのPCとして活躍しています。
【IIDX行脚】北海道行脚と全国制覇
2017年9月1日、ついに最後まで残っていた北海道の行脚をしました。
これで北海道行脚と同時に全国制覇を達成しました。また、初の北海道旅行となりました。
初の北海道旅行で往路に限ってプレミアムクラスも初利用、さらに離島への旅も初めてなどまさに初めてづくしの旅で、忘れられない旅となりました。
9/1 初のプレミアムクラス、北海道旅行、全国制覇
初めてづくしのため、初日から内容が濃い一日となりました。
この日は午前10時半ごろに羽田発稚内行きの便に搭乗だったため、9時半頃に到着しようと考えていました。
が、そうすると都内の激しい通勤ラッシュに巻き込まれるのは目に見えていたため、9時頃到着するよう早めに動くことに。
9時よりも前に到着して時間が有り余っていたので、そのまま羽田空港内で朝食を頂きました。
朝食中、なんとなしに案内板を見ていると自分の搭乗する稚内行きのプレミアムクラスには空きがあるという表示がされていました。
それを見た瞬間にかの有名な陸マイラー、テラヤマさんのこの記事の内容が頭をよぎりました。そしてもう一人の自分がささやきます。
「プレミアムクラスにアップグレードしようぜ、初めての北海道で最後の行脚だし花を添えようじゃないか」と。
突撃!ANAラウンジとプレミアムクラス
プレミアムクラスに空きがあると知ってからはさっさと朝食を済ませて、何のためらいもなくプレミアムチェックインカウンターに突撃。
受付のお姉さんに「プレミアムクラスにアップグレードしたいのですが」とテラヤマさんの記事通りに告げると、幸運にも「窓際の席がある」とのこと。
こうなれば当然アップグレードです。差額は9000円。
でも元は包括旅行運賃なので安いチケットです。ANAさんにはちょっと申し訳ないけどサービスとして提供されていることなのでここはその恩恵にあやかります。
このあとはプレミアムクラスの特権、ANAラウンジをこれまた初めて利用しました。
小心者なのでラウンジの受付含めラウンジ内を撮影する気になれなかったのですが、室内はフリードリンク(アルコール含む)にちょっとしたお菓子やおつまみがあり、また静かで飛行場を見渡せる上に落ち着きのある、それは上質で快適な空間でした。
関係ない話ですが、陸マイラーの間でSFC会員になればいくらでもここに入れるよ、という話をよく耳にしました。このラウンジの良さを説く記事も多く見かけました。
そして確かにその良さを体感しました。
しかし普段空の旅はそんなにするものではないことと、SFC会員でもラウンジへの付随は1人まで*1という制限そのものが家族旅行には向かない点を考えると、差額9000円を人数分用意する方が手っ取り早く確実でいいかなと思いました。
さて話を戻します。
プレミアムクラス初体験記
プレミアムクラスの窓際席からの眺めは最高の一言に尽きます。初めての北海道だからでしょうか。
しばらくすると(ベルトサインが消えてから普通席でドリンクが提供されるのとほぼ同時)、後方がカーテンで仕切られてから機内食が提供されます。
この日の機内食は、容器内のメニューによると
ハーブチキンとパプキンのサンドイッチ
さつま芋とチーズのマフィン
ポテトサラダ、グリーンピースのスクランブルエッグ(ラタトゥイユ、チョリソー、イタリアンパセリ)
ルビーグレープフルーツ、キウイフルーツ、リンゴ
日光湯波スープ生姜の香り*2
でした。
お酒もありますよとおすすめされましたが(かなりいい銘柄をそろえていることもテラヤマさんの記事を経て知っているのですが)、この後車で移動する用事があるので丁重にお断りしました。
食事後しばらくするとコーヒーが出されます。しかもお茶菓子付き。
今回のお茶菓子はいわてまりという、名前の通り岩手県生まれの優しい甘さのお菓子でした。
このとき外を眺めると沿岸の形状から岩手県上空のようでした。
出すタイミングで通過している県に合わせたお菓子を出したのでしょうか。粋な計らいにどこか気分もよくなります。
その後あまり間を置かずに津軽海峡に入ります。
北海道が見えてきた段階でまた写真を撮ろうと思いながら眺めていると、キャビンアテンダントの方から話しかけられました。
何を話したのかはあまり覚えていませんが、北海道へ行くのが初めてなのに離島へも行くというのを話した覚えはあります。
なんだかんだで15分ほど楽しく話をすることができました。キャビンアテンダントの方の気遣いは本当素晴らしいものだなと今でもそのときのことを思い出します。
さすがにこれだけ時間が経っていると、すでに北海道上空に入っていました。
ちょっと雲が多かったのですがその切れ間から見える北海道の大地は、本州のそれと大きく違うと感じました。とにかく広々としています。
もう稚内に近づいているため徐々に高度が下がっていきます。
広々となだらかな大地が広がる様は、本州や沖縄ではまず見られません。どこか違う国に来たのかという気にさせられます。
北海道の地を初めて踏みしめる
正午を少し過ぎたあたりで稚内空港に到着。早速レンタカーを借りて向かったのは宗谷岬でした。
東京だとこの時期まだ30度を超えることが多いのですが、稚内はなんと20度ちょうどほど。半袖だとほんの少し寒いかなと感じます。
ここ宗谷岬へのバスは1日7便。決して多くはありません。それでも稚内市内とここを結ぶ観光路線としてこれだけの数が運行されていることに頭が下がります。
周りを見るとバイクで来ている人が多いことに気がつきました。
うち何人かの方とお話させていただきましたが、1週間ほどのお休みを頂いて秋田から来られて延々と北海道を回っている方や茨城からフェリーで来られた方など様々でした。
「1週間の休みか、そのくらい休んで延々と回る旅行してみたいな…」と思わずにはいられませんでした。
宗谷岬後方の高台には旧海軍望楼があるというので行ってみました。
望楼からの眺めは非常にいいものです。宗谷岬沿岸とその先を一望できます。
高台を降りてから近くの商店で最北端の地到達証明書と飲み物を買い、車に戻りました。
最北端の地到達証明書と飲み物を買いに (@ えぞや) https://t.co/0TFabo51ep pic.twitter.com/OdcRWVftlO
— idinor(Launcher) (@idinor) 2017年9月1日
宗谷丘陵に広がる別世界の光景
このあとは事前にGoogle Mapsで眺めて気になっていた宗谷丘陵へ行ってみました。
そこはまさに別世界。本州ではまず見られない大地の広がりを目の当たりにして言葉を失いました。
北海道行脚に北海道制覇、そして悲願の全国制覇
のんびりと雄大な景色を楽しみつつ、車を運転して次に向かった先は光速憧路というネットカフェとゲーセンが一緒になったアミューズメント施設。
最北端のIIDX設置店舗で行脚という最後にふさわしい?ものとなりました。
なおメンテナンス状況は決して褒められたものではありません。前評判の通りボタンはスイッチが中途半端に硬くそしてふにゃふにゃという訳のわからない状態。連打のある譜面には全く向きません。譜面を叩いててよくわからない心地にさせられます。
皿はまあこんなものかな…と本当ギリギリ許せる程度。たださすがに剥がれてて表面しか回らない、という以前あったような特別ひどい点はなかったと覚えています。
しかし最北端のIIDX設置店舗という事実は揺るぎのないものですし、こうして記念にもなるところではあるのでできる限り存続してほしいものです。
宗谷地方唯一のIIDX設置店舗でもありますし。
ここで北海道行脚と北海道制覇を同時に達成して、
悲願の全国制覇も同時に達成。2016年11月に始めてからここまで約10ヶ月、いくらかかったのかなんて見たくも振り返りたくもない総費用を費やした行脚が終わりを告げました。
できるだけ広いエリアを短期間で訪れようと行脚をしたSPADAからは3年、東日本を栃木以外埋めたcopulaからは1年、そして全国制覇という構想を抱いたDJ TROOPERSからは実に9年越しでの悲願達成です。
感慨深さと同時に一抹の寂しさを感じましたが、後者については北海道の雄大な自然がこの旅の終わりまで埋め尽くしてくれました。
全部色のついた行脚MAPはどこか神々しささえあります。
北海道行脚改め、全国制覇達成記念ツアー
ここからは全国制覇達成記念ツアー(一人)です。このあとはノシャップ岬に向かってみました。
奥に見えるのは明日の宿泊先、利尻島です。
この山は利尻岳ですが、利尻富士とも呼ばれます。富士山そっくりのきれいな形をした山です。
北海道のお土産としてあまりに有名な、あのお菓子のパッケージイラストにもなっています。
その利尻島までは航路で52km。ちなみに利尻島の隣、礼文島までは59kmだそうです。
散策していると日の入り時刻の案内を発見。この日は18時13分ごろの予想で、これを見つけた時点ではまだ16時を回って10分ほど経った頃だったため、いったんここを離れて温泉へ行くことに。
どこか既視感のある温泉施設と夕日と
向かった先は稚内温泉 童夢。施設内部はずいぶん前に印象的な夢で見た施設の中とよく似ていて、訪れた時間帯も夢で見たのと同じ夕暮れ時。
もしかしたらこのときがくることを予言していたのでしょうか……(ない)
露天風呂で海と利尻島を眺めながら温泉に浸かれるので最高すぎました。のんびりと1時間風呂で過ごした後はノシャップ岬に戻ります。
戻る道中、名もない海岸からの眺め。
戻り先のノシャップ岬では同じことを考えている人が大勢いました。人も車も先ほどとは比べものにならない多さです。
それでも車を止めるところにほとんど困らないのは非常にありがたいです。土地の広さを感じます。
お待ちかねの日本海に沈む夕日をぼんやりと、数多くの人とともに眺めます。
日が暮れた後の海に浮かぶ利尻島と礼文島を眺めるというのもまたいいものです。どこか味があります。
このあとは給油してレンタカーを返却しました。走行距離も少なく、98.5kmを4.8Lで燃費にすると20.52km/l。
なお借りたのはデリカD3のハイブリッドモデル。スズキソリオの車体OEMな車です。本当はノート e-POWERを借りたかったのですが、クラス指定ではなく車種指定する必要があったようです。残念。
タイムズカーレンタルのwebサイトでは、指定したクラスにノートの写真しか載ってなかったんだけどなあ。
いざ、全国制覇達成記念の宴(一人)へ
宴の前に荷物を置くため、いったん宿泊先のANAクラウンプラザホテル稚内へ向かいます。
道中には最北端の駅、稚内駅があるのでちょっと立ち寄ってみたり。
なお室内は大変上質です。長崎の時と変わらないくらい上質な空間。
前回のことも合わせ、今では今後の旅ではエアライン系のホテルも積極的に考えようかなと思うようになりました。
荷物を置いたので次は即座に宴(一人)に向かいます。
北海道なのでジンギスカンを頂きたいところです。ということで今回は「くまげら」さんへ。事前に調べていたのですが予約まではしていなかったので電話すると、空きはまだあるということなのですぐ向かいます。
……が、このお店南稚内駅前の商店街の本当端っこという場所。自分のいるところは稚内駅前。距離にすると3kmで徒歩30分ほど。
面倒なので稚内駅前でタクシーを捕まえて南稚内駅前まで向かいました。かかった費用も費用なのでここから先、いくらかかるなんて全く考えないことにします。
もう内容はすでに全国制覇達成記念ツアーですし。
ということで宴じゃー!なテンションでただ一人黙々とジンギスカンに食らいつきます。
まずは生ラムロースと蝦夷鹿ロースを頂きます。
こちら生ラムロース。柔らかくてほどよい脂がおいしいのなんの。
そして蝦夷鹿ロース。どんなだろうと思ったら赤身100%なんですね。脂身がなく締まった肉質です。臭みはないといってもいいくらいのものです。
お酒を片手にのんびりと焼きつつ、ほどよく焼けた野菜とともに頂きます。
まさに至福のひととき……
これだけでは飽き足らずさらに肉を追加投入。
牛サガリと豚コメカミ。どちらも脂が多く肉を食ったという感じを盛り上げてくれます。
なおお酒は千石場所(日本酒)と馬鈴薯(焼酎)を頂きました。
もう結構前のことなので細かい味は忘れてしまいましたが(もっと早くこれを書け自分)、どちらもとてもおいしいお酒だったと覚えています。
ちなみにこれだけ頂いて5080円でした。安いと思うか高いと思うかはみなさん次第ですが、私には「この味なら安い」と思えるものでした。
宴は終わってもツアーは続く
さて帰りは歩くのが余計に面倒くさいしそもそも遅いのでまたタクシーです。
運転手の方からは地元福島産の桃がここ稚内でも販売されていて、デパートで販売されているものが「水蜜」と呼ばれることを教えていただきました。
さらにどういうことか詳しいことはわからないのですが、福島産以外の桃はまず見かけないというのも聞きました。生産量でいえば山梨と長野がトップクラスなのですが、それが流通していないというのがあまりにも意外でした。
後日地元で公務員な弟に聞いてみると、「北海道にある県の出先機関が売り込みをかけているからじゃないか」だそうで。それは十分大きな理由ではないかという気がしました。
このあと、初離島訪問となる翌日の礼文島と利尻島の様子をネットの仲間に中継すべく、機材や鯖の準備をしてからさっとシャワーを浴び、就寝。
【IIDX行脚】長崎・佐賀編
残すところ長崎、佐賀、北海道となったSINOBUZでのIIDX行脚。
2017年8/26, 27に長崎と佐賀を行脚して九州地方制覇も達成したときの行脚日記です。
前回と打って変わって全体的にかなり平和な行脚となりました。行き先での大移動は相変わらすですが……(汗
8/26 長崎行脚
9時ちょっと前に羽田を出る便で、10時15分頃に長崎空港に到着。
その後レンタカー受付カウンターのバジェットレンタカーのところに行くと、ちょっと離れたところにある待合所でお待ちくださいとのこと。
今回はマーチでした。前回同様Bluetoothは対応していませんので持ち込んだBluetooth受信→FM送信をするトランスミッターで携帯の音声をすべてカーラジオに飛ばします。
このトランスミッター、お盆の帰省の時に持って帰ってきててよかった……*1
羽田長崎便は人気路線なだけことはあります。朝早い便なのに乗る人がたくさんいました。
あとで長崎出身の後輩に聞くと帰省は本当に大変とのこと。常に観光客との席の取り合いだそうで……聞いただけで疲れるなあと思いました。
一路長崎へ
車を借りたので長崎市内を目指します。
なお長崎空港のある大村市にもゲーセンがあり、そこで行脚できることはあとで知りました。事前の調査って大事だね……
前回の高知行脚も然り。
到着予想がちょうどお昼頃になるということなので、昼食も長崎市内で取ることにしました。バジェットレンタカーの店内で長崎ちゃんぽんのおすすめのお店があったのでそれを参考にしました。
結局のところ「江山楼 長崎中華街本店」で長崎ちゃんぽんをいただきました。
しかしお値段1620円となかなかのもの。ただ味はさすがにいいです。具材も歯ごたえがあっておいしい。
リンガーハットも近い味と具材の食感であの値段なので本当に研究してるんだなぁ…と身をもって体感しました。
このあとは長崎市内の観光…というと内容がわかりますね。原爆資料のお勉強が主の観光です。
まずは爆心地公園。かつて浦上天主堂があった場所です。原爆により全壊というか吹き飛ばされてごくわずかにその跡(下の写真)が残っています。
この近くには当時の長崎医科大学で教鞭を執っていた永井隆博士が居を構えていましたが、原爆により焼かれて遺骨となった奥さんと奥さんご自身が身につけていたロザリオだけが残されていたとのことです(参考文献:ロザリオの鎖)。
あまりにも心が痛いです。いくらなんでも、という感じしかしませんでした。
続いては平和公園。ここには長崎刑務所浦上刑務支所がありました。
今はその基礎部分だけが残っています。
鳩はそんなことは知らずこの日ものんびりと遺構の上を歩いていました。
このあとしばらく原爆資料館を見学。
広島と違い長崎の原爆資料館は資料展示に徹しているのがかえって好印象でした。
関連資料も多く様々な角度から原爆というものを見ることができる、とてもよい学習施設だと感じました。
次は出島へ。
今では普通の町並みの一角でしかないですが、当時の出島の一風変わった雰囲気を味わえて満足でした。これが異国情緒というものなのでしょうか(後に続く北海道行脚で規模の違う異国情緒を味わうことになるのですが)。
市内の移動はずっと路面電車を使っていました。地元に密着した交通手段は、そこはかとなくあふれる生活感を味わえるので旅をしているという感覚を強く実感できていいです。
また市内観光中に噂で聞いていたものを見つけたので買ってみました。何なのかというと袋入りのかき氷。調べてみるとどうやら中国・九州地方でしか売られていない様子。
噂で聞いていたものがあったから飲み物と一緒に。 (@ セブンイレブン 長崎おらんだ橋店 - @711sej in 長崎市, 長崎県) https://t.co/1qmaNvoU0w pic.twitter.com/NS4P8RsQU6
— idinor(Launcher) (@idinor) 2017年8月26日
曇ってはいたのですが暑いさなかで歩き続けていたので、そのおいしさは格別でした。噂に聞いていたのをついに手に入れたぞ!というのももちろんあります。
ちなみにこのかき氷、友人によれば牛乳をかけるのもおいしいんだとか。試してみたい。
歩き疲れたのもあり、このあとは温泉へ。適当に探すと島風の湯(伊王島)があるというので行ってみました。
長崎市内からはだいたい30分で行けます。
湯に浸かっていた時間帯がちょうどよく夕暮れ時にさしかかり、昼には多めだった雲も適当な量に減った中で夕暮れを見ながら湯に浸かれたので非常に優雅なひとときでした。この後は事前に調べた情報によると、稲佐山からの夜景がきれいだということなので車を飛ばして戻ります。稲佐山の急すぎる坂を登坂して駐車場に着くなりうまいこと山頂に行くバスを捕まえて、そのまま山頂へ。
夜の長崎市内を見下ろすのっていいもんですね。何か積もり積もったらとりあえずここに来てぼんやりしてればストレス発散できるような気がします。
夜景も見終わり、残りは長崎行脚となりました。
ただこの時点で21時と時刻も大分遅くなったのですが、まだ夕飯を食べていないのもありささっとホテルに戻ってから、歩きでアーケード街にいって適当なところを探しました。
魚と焼酎を頂きたいな…という欲望そのままに酒も料理も頂きます。
「あれ…行脚は?」ご心配なく。このあとへべれけになったままで長崎行脚を達成しました。まあ当然のように撮り忘れてますが。
食事と行脚を終えた後は23時を回っていたので、酔い冷ましに袋入りのかき氷をまた買い、さっさとホテルに戻ってかき氷を食べてから軽くシャワーを浴びて寝ました(そうしたような覚えがある。かき氷を買って食ったのは確かに覚えているのですが)。
8/27 長崎観光と佐賀行脚。そしてあのワンコたちへ逢いに島原へ
さてこの日は大浦天主堂とグラバー園を見に、朝から車で移動。
近くの駐車場に止めてからはひたすら歩きです。
天主堂内は撮影禁止のため省略。ステンドグラスが本当に「芸術品」といえる存在感です。どこか神聖で厳かに感じられる空間に非常によく合っていました。
ただ、あとから来た中国人が堂々と中を撮影しまくっていたのは興ざめでしたね……英語でも撮影禁止と書いてあってそれを示す図まで貼り出されているというのに完全無視。
多分ツアーで来たんだと思いますが、マナーが悪すぎてそこそこ気分を害されました。
なお同じ中国人でも、富裕層はこういうのを嫌って(自分がそういう一員と見なされたくないので)わざと時期をずらしたりするらしいです。中国人がすべてこんな感じでマナーが悪い人ばかりだとは私も思いません。
大浦天主堂のあとは続けざまにグラバー園へ。つながっているのでそのまま入園できます。
こちらは旧三菱第2ドッグハウス。ここの良さは建物自体ではなくここから見える景色にあります。
このような感じで現在の造船所を一望できます。
その後も園内をしばらく歩くと、
おまちかねのグラバー邸へ。
グラバー邸内部はこのような光あふれる空間もあり、心が癒やされます。
さて長崎観光も一通り終えたので、今度は一路島原へ向かいました。
その島原は佐賀とは完全に逆方向です。長崎市内からも60kmを超える距離があり、1時間半はかかります。ではなぜこんなところまで足を伸ばしたのか?
それはこのワンちゃんたちがいるからです。
実家で柴犬を飼っていることもあり、柴犬は好きすぎてたまりません。街中で散歩している柴犬を見ると無性に触って遊びたくなるくらいです。
今回の行脚前にこの情報を知る機会があったので、今回長崎に行くなら行っておきたいと思って行くことにしました。
広域農道をひた走ること1時間半、島原市に到着。アーケード街近くに車を止めてGoogle Mapsとにらめっこしながら歩きます。
なお現地は真夏の昼下がりというのもあり灼熱Beach Side Bunnyの炎天下。人もうなだれる暑さの中このワンちゃんたちは出てきてくれるのでしょうか……?
ちなみにアーケード街の中は割と雰囲気がいいです。とてものんびりしています。
歩いて5分くらいでしょうか、ワンちゃんたちがいるという場所に到着。
しかし全く出てきてくれません。穴からちょっと奥を覗くと、家の軒下で暑さのあまりごろんと寝転んでいる3匹の柴犬が見えました。
そりゃそうですよね…車の外気温計でも35度と表示されるような暑さなんですもの。こんな時は実家の柴犬も日陰でごろんと寝転がって暑さをやっとの思いでしのいでいます。
それでも待つこと20分ほど、2匹がこちらに気づいて顔を出してくれました。
ほんの十数秒でしたが、頭を上に突き出して挨拶してくれたので「こんな暑い中ありがとうね、うれしいよー」と伝えながら頭を撫でられたのでなんとか目的を無事達成できました。
その後も10分ほどいたのですが再度出てくる気配はなかったので、来る途中に見かけたお店、伏見屋食堂さんへ昼食を食べに行きました。
ここでは皿うどんを頂きました。太麺か細麺どちらにしますか?と聞かれたのがすごく意外だったのを今でもはっきりと覚えています。
今回は細麺でいただきました。味付けが比較的はっきりとしているのに塩分はそんなに多くないと感じるような、そんな絶妙な味加減だったように覚えています。
麺はしっかりと揚がっていて、食べ終わりでも硬さがほどよく残る一品だと感じました。
ただとても熱くて、口内をやけどしてしまったのでそこは注意です。そのくらい熱々で出てくるのですが味がいいのでなんとも思いませんでした。
ちなみに自分が頼んだ後でさらに何かを作り始めたと思ったら、ここを経営されているご家族が自分とほぼ同時に昼食を頂いていました。
小さい男の子を抱えながら食事を取られていたので、その子の歳をお伺いすると自分の姪より2歳ほど上のようでした。
私も姪の写真を見せながら会話するなど和気藹々と接していただけたのがとてもいい思い出の一つになっています。
またアーケード街近くには温泉施設もあり、その向かいには湧き水が出ています。
下の写真のところに水を汲みに来た方によれば、市内のあちこちにこういった場所があり、夕飯の時間前などになると水を汲む方で並ぶこともあるそうです。
湧き水はクセがなくてどこか甘みを感じるものでとても飲みやすく、おいしい水だというのがはっきりとわかるものでした。
真夏の昼下がりには最高の一品でした。
さて目的を一つ達成したので佐賀行脚に向けて突っ走ります。
navitimeさんの教えにしたがい、諫早湾を突っ切り山の中をタイムアタックしてひた走ります。
そうしてたどり着いたのは、遊道楽 嘉瀬店。
ここで佐賀行脚と同時に九州地方制覇を達成。残すは北海道のみとなりました。
このあとは車を返す前のガソリンスタンド探しでえらく手こずったり(空港近くのGSはどれもこれも日曜休業で、結局借りる際に渡された案内に書いてあったイオンタウン内のGSしかなかった)、17時50分ごろ発だと思い込んでいろいろ急いで空港に着いたら実は18時50分発だったというドタバタを繰り広げましたが、無事帰路につくことができました。
今回は266.3kmを15.04L、燃費にすると17.7km/lでした。
なお帰りの機内から見えた夕暮れはとてもきれいで言葉を失いました。
毎度フルサイズ機への誘いが半端じゃない……
【IIDX行脚】徳島・高知編〜四国地方制覇
またサボって遅くなりました……SINOBUZ完了までに間に合わず世はすでにCANNON BALLERSですが書いていきます(汗
2017年8/5, 6に徳島、高知を回り四国地方制覇を達成しました。
これにより、残りは長崎と佐賀、北海道の1道2県だけとなりました。
そして高知と徳島といえば、ある界隈ではとても有名な場所があります。そこもついでに行ったので合わせてご紹介します。
8/5 内容の濃い?一日
この日は8:55 羽田発徳島行きで徳島空港に向かいました。
その後バジェットレンタカー 徳島空港店で車(今回はヴィッツ)を借り、高速で高知県を目指します。
最初に徳島ではなく高知の行脚をしようと思った理由は、今回の拠点とする徳島市内から離れた場所にあるためです。
道中吉野川SAで昼食休憩。もう今となってはメニューを思い出せないのですが写真のものを頂きました。
また行脚先の候補を全く絞っていなかったので休憩中に適当に検索すると「えのき」というゲーセンがいいらしいと分かったので、そこへ向かってひた走ります。
だいたい2時間半くらいかかったでしょうか…高知市内に到着。
高知市内で路面電車が走っていることに驚きました。高知市については何の予備知識もなかったので「えっ、路面電車走ってたの!?」な状態。鹿児島以来の路面電車目撃でした。
さて「えのき」目指して市内を走ります。路面電車に注意しつつ道路を走るのは慣れないことだったので割と精神的に疲れました。
「えのき」最寄りのイオンに車を止めて、イオン右側にある2階建ての建物に「えのき」とあるのでそこまで歩くと……閉店?
おいおい住所表記はここだしnavitimeで案内してもここだよ?と不審に思いつつその建物の周りをうろうろ。
しんと静まり返り、2階に上るとかつてゲーセンだったころの面影を残すものが室内に置かれているだけの建物。もちろん「えのき」と書いてある……一体なんだこれ?
閉店したのかとしか思えなかったためラウンドワンに行くことにしました。*1
なんだかんだでラウンドワン高知で高知行脚を達成。
高知行脚のあと
高知行脚のあと、ただ高知に行って戻るだけというのがやるせなく、室戸岬か足摺岬のどちらかに寄りたいな…と思いつつ運転しながら道路上の案内を見ると、どちらも100km前後。
これでは行きはよいよい帰りは何とやらになってしまうので諦めつつ、徳島に戻る帰路を取りました。
しかしここは四国。四国といえば全国にその名を轟かす(一部界隈には)あまりに有名なものがあります。
それは国道439号。泣く子も黙る日本トップクラスの酷道です。
酷道攻めが好きな私がこれを忘れるわけもなく……高知道でR439の記号を見るなり大豊インターを降りてそのまま国道32号を徳島・香川方面へ向かうことに。
でもやはり迷います。なにせこの時点で時刻は16時過ぎ。頭が痛いと感じるくらい割と疲れているので早く宿でのんびりしたい*2。
なんだかんだ迷いつつR32を大歩危まで行き、ちょっと見学。
大歩危駅、なんだか今回の18きっぷのポスターと場所似てるけど違うなあ、と思ったら今回の舞台は小歩危駅だったそうで。
見学後はなぜかわかりませんがR439特攻を腹に決めていました。自分でもなんでこんな決断をしたのか全くわけがわかりません……
といことでR32とR439の分岐まで車で戻り、分岐をR439へ。
「一度入ったら二度と抜けられない」と言われ、またその道を征く者の心をへし折る強者に挑みます。
酷道439特攻記
ほかの皆さんが酷道国道439号を走破される場合、徳島市から四万十市へ抜けられることが多いのですが、私は大豊町のR32とR439の交差点から徳島市側に入っているため逆パターンでの走破となりました。
この場合、もっとも通過が困難な地帯(京柱峠前後)が間もなく襲い、最後の最後に剣山の大量つづら折れを通るというなかなかマゾなコース取りとなります。
さてその道中ですが……文章より写真でご紹介。京柱峠に向かう順で上から並んでいます。
「対向車来たらどうするのさ?」
「意地で避けるかバックしな。」
「ガードレールは?」
「ガードレール?え、なにそれおいしいの?」
「ということは……?」
「I can fly, I've got reason...!!(元ネタ:9thのあの曲)」
そんなとてもワイルドで素敵な道が続きます。
最初の写真の位置から30分で京柱峠に到着。道中止まりながら写真を撮っていたのでこのくらいかかってます。本当はもっと早く行けます。
京柱峠名物のイノシシ肉が入ったうどんがいただける茶屋がありますが、到着したのは午後6時過ぎ。こんな山の中でこんな遅くまでやっているわけもなく、当然周りには誰もいないので自分一人だけです。
峠の頂上は見晴らしが非常に良好です。
峠の看板より奥側。
こちらは峠の看板が向いている側。
ここから先、徳島市方面はほぼ全区間があまりにもひどい道なので交通情報の表示対象エリアは広いです。
その広さゆえにエリアが複数に分けられているほど。
ちなみにここから徳島駅前のR438と439の端点まで116km、3時間17分だそうです(Google Mapsによる)。
一言付け加えると、ほとんどの人はこの時間で行ける気がしません。そんな道です。
さてここからはすぐに最発狂区間です。その度合いは☆12でも最上位レベルといえばわかるでしょうか。
そんな道が終わっても、離合不能という発狂区間が断続的に53km(これもGoogle Mapsによる)。
最発狂区間は写真がわずかですが、深く知りたいのであれば439特攻をした記事を読み漁るといいかなと思います……
最発狂区間での一枚。
「ガードレール?離合?落石防止?何それみんなおいしいの?」
素敵。とても素敵。とってもワイルドでカッコいい!
さらに道中では所有者はさることながらその使途、現況に至るまで全く不明な小屋がいくつも現れます。しかもどれもこれも皆同じ形(下の写真参照)。
いったい何のために置いてあるの……
日が完全に沈んだ夜中、ヘッドライトの先にもこの小屋は容赦なく突然現れます。下手な肝試しやお化け屋敷よりずっと怖い。
お墓も何度にもわたって突然登場しますので道中すべてがとてもよくできたお化け屋敷です。
下の写真は京柱峠の局所難(最発狂区間)を抜けた直後。
こんな山深いところにも小さい集落があります。この集落の生活ってどうなってんだろう……
宅配のドライバー殺しもいいところという道ばかりなので謎は深まるばかり。
最発狂区間を振り返ってみましたが、道が途切れている気しかしません。
その後しばらく走って剣山近くまで来ました。
ここはR438とR439の交差点で、ここから先剣山方面はR438との重複区間となります。
ちなみにこの交差点、どの方向に行っても酷道です。絶対に逃げられません。
さらにいうと、この付近NHKラジオ(AM)でさえまともに入らない区間が多いです。FMなんて当然期待できません。谷間に近いところばかり走るから仕方ないね。
写真は撮っていませんが、この区間極めつけの恐怖は廃車が放置されていたことでした。廃車というのは個人的に事情をいろいろ想像できてしまう上に夜だったので、先ほどの小屋以上の恐怖感でした……
所要時間
京柱峠からこの日の宿泊場所までのラップタイム所要時間は、私の場合で3時間40分でした。
Google Mapsさんはどんな優秀なラリードライバーをお雇いなのでしょうか……
対向車について
突撃した時間も遅かったので誰にも遭遇しないと思ったら、実に13台もの対向車とすれ違いました。
うちレンタカー2台、大型車2台。
いずれも離合不能ではない場所だったのが幸いでした。
8/6 徳島行脚と鳴門海峡観光
昨日夜の酷道特攻という名の発狂譜面体験会も無事終わりましたので渦潮を見に鳴門海峡へ。
白川郷と同様、早いうちに行かないと渋滞するだろうし駐車場に止めることすらままならないだろうなと思って早めに出たのが正解でした。
最も近い駐車場に自分が入った直後から、空きを待つ車列ができはじめました(午前10時着でこうなります)。
ついでに淡路島に行ってみた
この際なので淡路島に足を踏み入れてみました。
徳島に近い方の道路は起伏に富んでいてカーブもきついところが多いので通行には割と注意を要します。
徳島行脚
鳴門海峡と淡路島を味わったあとはお待ちかねの徳島行脚を達成するため、「アミューズメントパフェ パレパレ田宮店」へ。
2台あり両方触りましたが、通路側にあった1台の液晶がやたらまぶしい?ギラつく?(たぶんPENDUAL液晶)以外普通だったと覚えています。
これで徳島行脚と四国地方制覇を達成。残すは長崎、佐賀、北海道のみとなりました。
このあと、空港へ戻りつつまだ昼食を取っていなかったので徳島ラーメンでいい感じのところを探したのですが、14時になるというのにどこも行列ができていたので諦めてガソリンスタンドを探して給油しました。
今回の走行距離は424.2km、給油量は25.41Lで燃費にすると16.69km/Lでした。
ひどく平均速度の低い(40km/h行きません)山道を走った割には良好な燃費で驚きました。
車を返却後、さすがに空港の中なら何か食うところあるでしょと思い探すと期待通りのものとご対面。
「徳島宝ラーメン 徳島阿波おどり空港店」で徳島ラーメンをライスと卵とともに頂きました。
なお今回の行脚は台風にヒットアンドアウェイをかますという希有な体験をしました。
全日程を通して気温と湿度は高いのですが吹く風が冷たい。まさに嵐の前兆です。
東京に戻った次の日(月曜日)から台風上陸とかそういう話が頻繁に出るようになったので「台風連れてきちゃダメよ」なんて言われたりしました。
余興
帰りの機内からの景色をお楽しみください
【IIDX行脚】九州後編(大分、宮崎、鹿児島、熊本、福岡)
7/28〜30の九州行脚、後編です。
前編はこちら↓
ここでも数年越しの悲願達成がありました(西大山駅訪問)。
7/28 18:00ごろ 馬が背へ
ここはかまど地獄に行く手前で、タクシードライバーの方と話した時に教えていただいた場所だったと思います。
行くために自分で調べた覚えがないのです……
地形としては東尋坊と同じ断崖絶壁です。目前に広がる海が、視界の端ではわずかに丸まって見える絶景も見られます。
ずっと鬱蒼な森の中を進みます。スズメバチ出たら怖いなーと思いながら進みます。
10分ぐらい歩いたでしょうか。展望台に着きます。
東尋坊と同じような地形ですが、その高さが段違いです。
この上から見下ろす展望台へも行けるようなのですが、遅かったのでそこまでする余裕がありませんでした。
展望台からもう少し奥に歩くと、馬の背のような形をした地形が見られます。
自然の作用で作られた地形ですが、偶然でこのような形になるのがとても興味深いところです。
宮崎市内入り
このあとは特に何もなかったので宮崎市内へと向かいました。
宮崎は7年前学会で訪れて以来の訪問です。
今回の宿泊場所は「ホテル マリックスラグーン」。
チェックイン完了後に地鶏料理などがおいしいところをフロントの方に尋ねたところ「もも鐵」とその系列店を紹介していただきました。
ということで、20時半頃と少し遅かったのですが「もも鐵 本店」へ。宮崎といえば地鶏料理と冷や汁が定番なのでそれらとおいしい焼酎をいただきました。
(ここで写真を全くといっていいほど撮っていないのが悔やまれる…)
地鶏の炭火焼きやたたきをいただきながらスタッフの方とも楽しくお話しできたのがいい思い出です。
その話の中で翌日に鹿児島の知覧、知覧特攻平和記念館に行くというとスタッフの方(女性、宮崎出身)が
「知覧はこの辺りだと小学校の修学旅行で行くんですよー。ただ内容の都合上致し方ないんですけど、すごく憂鬱な気分になったのを今でも覚えているんですよねえ」
とおっしゃってました。
今回対応いただいたスタッフの皆さんがとても明るく気さくな方ばかりで、始終楽しく過ごせました。また宮崎に来たときにはぜひ行きたいなと思える、そんなお店でした。
食事の後はホテルに戻って風呂に入り、そのまま早く寝ました。
7/29 宮崎と鹿児島行脚
ホテルを朝9時頃に出発して、ラウンドワン宮崎へ向かいました。
ここで宮崎行脚を達成。(画像が完全にピンボケですみません)
その後は夜まで観光ばかりでした。
まずは青島神社。鬼の洗濯板で有名ですが、行ったときは満潮でほとんどが水面下になってしまっていました。7年ぶりで再度じっくり見たかっただけに少し残念でした。
その青島神社ですが、境内の奥にとても緑が多く癒やされるところがあります。
ここは元宮(本来の社地とされる場所)なのだそうです。
このあとは別府でタクシーの運転手の方に教えていただいた、鵜戸神宮に行きました。
崖にできた岩窟の中にある神社です。
崖にあるため、波がたたきつけられる様がとてもいい一枚になります。
最初は何も問題はないのですが、岩窟に降りる階段は急なので足下に注意する必要があります。
訪れたときは境内で(何の工事かは忘れてしまいましたが)工事が行われていました。
この日は外があまりにも暑く日差しも非常に強かったため、ひんやりとした岩窟の中がとても心地よかったのを今でも覚えています。
いざ知覧へ
次は知覧を目指して大隅半島の付け根を突っ切ります。
ひたすら山の中を突っ切りますが、ダイナミックな自然の造形が常にその場を通る人を楽しませてくれます。
道中ちょうどいい時間になったのもあり「道の駅 酒谷」で昼食をとりました。
いただいたのは「手打ちざるそば」(大盛り)。山間部では定番の食事ですが、地元のそば粉を使った手打ちそばというのが気になって選びました。
このそばがとても香りが良く、またそばの麺も非常にコシがあってとてもおいしいものでした。そばつゆと薬味のネギにも負けない香りの強さはそうそう出会えない一品です。
昼食の最中に「坂元棚田」という場所のポスターを見かけたので、食後に行ってみることにしました。
道の駅から都城方面へ出てまもなく、右側の側道に入り山道を上ります。
離合困難な細い道を10分ほど上っていくと到着です。幸い対向車もおらず(見学者も自分だけでした)、離合で悩むことはありませんでした。
先人の方々が築き、今日まで受け継がれてきた歴史と日本の原風景を感じられる場所でした。
今現在受け継がれている方がどのようなことを思っておられるのか、機会があればお話を伺ってみたい—と後になればなるほど思えてくるところだと思います。
(これを書いている今、そう思っています)
このあとはとにかく知覧を目指しました。
目的地の知覧特攻平和会館は16時頃の到着と、かなりギリギリでした。(注:営業時間は17時まで)
知覧特攻平和記念館:わずかな時間ながら見た感想
たった数ヶ月という短い期間に非常に数多くの若い人たち(自分より10歳ほど若い)が自らの意思とは無関係に死を選ぶほかなくなってしまったというところに、とても心が痛んだ。
両親や姉、妹、なかには自分の家族や妻、許嫁に宛てた最後の手紙が多数展示されていて、それらを涙せずに読むことはできなかった。
知覧という地区はいまでも長閑な場所で、当時はもっとのびのびとした場所だったと思う。この場所に残された人々の思いからは、実に数多くの知見を得られると感じたので今後も機会を作ってまた行こうと考えている。
本州最南端の駅、西大山駅へ
知覧の後は最南端の駅として有名な西大山駅へ行ってみました。
実はここ、2011年3月末頃に行ってみようと思っていて当時ムーンライトながらの指定席券を確保して準備していたのですが(もちろん青春18きっぷの利用前提)、震災でお流れになってそれっきりになってしまっていました。
今回6年越しで悲願達成です。航空機と車を使うという超邪道プレイですが……
車で行ったこともあり周囲を見ながら行けたのですが、ここも知覧と同様非常に長閑な景観が広がるところでした。
なにより夕暮れで赤く染まった空に映る開聞岳がとても綺麗です。
私が行ったときにはおそらく最南端目当てで訪れていた方が数名いたのですが、駐車場に自分の車以外止まっていなかったので皆さん電車で来られていたようです。
鉄道駅ですしその方が味がありますよね……今度は鹿児島中央駅からでもいいので、ここまで電車に乗ってその気分を味わいたいところです。
またこの西大山駅には「幸せを届ける黄色いポスト」というのもありました。
砂蒸し風呂
見たいものを一通り見たので、最後に砂蒸し風呂を体験しに行きました。
行ったところは「砂蒸し会館 砂楽」。
専用の浴衣に着替えてから通路の誘導に従い海岸に出ると、係員の方に砂をかけられます。
「10分ぐらいが目安です」と説明を受けたのですが、それを確かに身をもって知りました。
浴衣の布をかぶっていない(つまり素肌剥き出し)、ふくらはぎ最下部から下がものすごく熱く感じるのです。低温やけどしてしまいそうとはっきり感じるくらいに。
10分以上入っていたいとも思ったのですが、指宿から今夜の宿泊先がある鹿児島市内まで1時間以上かかることから長居もできず、そもそも火傷しそうという洒落にならない状況だったので10分ぴったりで砂から抜けました。
その後専用の区画で浴衣を脱いで温泉で砂を洗い流してから、浴場に入るような形になっています。
……が、浴場の一部に砂が残っているところがちらほらと見受けられるんですよねぇ。歩いていると足の裏に砂がつく。
わからない人もいるようです。
温泉そのものはとても温まる気持ちの良い湯で快適でした。
鹿児島行脚
このあとは鹿児島行脚を残して何も残っていないので、鹿児島市内へ向かいました。
この日の宿泊場所は「鹿児島サンロイヤルホテル」。
近くにゲーセンないかなと思い調べてみると、徒歩5分程度の場所に「サードプラネット ジャングルパーク鹿児島店」があるというので、そこに決定。
愛知行脚以来2度目となる、宿泊場所から徒歩圏内の行脚となりました。
無事鹿児島行脚を達成し、そのあとはさっさと風呂に入って寝ました。
7/30 熊本、福岡行脚
正面に桜島を見られるところとお別れして、まずは熊本行脚のための場所を目指しました。
目的地は「パスカワールド グリーンランド」。ここはボーリング場に併設されているゲーセンです。
ひたすら九州道を福岡方面へ飛ばします。
道中11時と早い時間だったのですが、山江SAで昼食を取りました。いただいたのは山江ラーメン。
しょうゆ豚骨?のスープなのですが、豚骨特有のこくのある味としょうゆベースの味のバランスがとても良く大変おいしい一品でした。麺にスープがちゃんと絡むようになっているのもよかったです。
このあと、第一の目的地で無事熊本行脚を達成。
熊本行脚のあとは一般道を使い、福岡県大牟田市へ向かいました。
福岡行脚のために寄ったのは「大牟田J-GAME」。漫画喫茶と一体型になっているゲーセンでした。
ここは今回の行脚で唯一駐車料金がかかったところです。とはいえ200円で済んでいるので何も気になりませんでした。
福岡行脚のあとは一般道を経由して九州道を戻り、トヨタレンタカー 熊本空港店で車を返却してからレンタカー店の送迎バスで空港へ向かいました。
その熊本空港ですが、漫画家の方々から届いたサイン色紙が飾ってありました。たしかに見ているだけで笑顔になれそうな何かをもらえるような、そんな感じがしました。
最近漫画を読めていないので、また何か読もうかなと思っています。以前読んでいたものの続編が出ているとか、そういうのもまったく追えてないですし。
このあとは17時台の羽田行きに乗って帰りましたが、やはり東京はごちゃごちゃしていて嫌になってきます。
どこか地方にしばらく住んでみたい……とより強く自分に思わせる行脚となりました。
気になる今回の燃費
メモ
— idinor(Launcher) (@idinor) 2017年7月30日
鹿児島まで:616.9km 23.05L
福岡経由返却まで:301.5km 12.71L
計算すると、大分から鹿児島までが26.76km/L、鹿児島から大牟田経由で熊本空港までが23.72km/Lとなりました。
今回ものは試しでカローラアクシオ ハイブリッドを借りたのですが、期待していたほど燃費は良くなかったなぁという感じです。
最初は無給油でギリギリ行けるかなと思っていたのですが、最終日の鹿児島市内で残り3目盛りくらいとなり、それまでのトリップメーターの数値から目盛り一つあたりの航続可能距離を見ると無理と思われたため鹿児島市内で一度給油しています。
【IIDX行脚】九州前編(大分、宮崎、鹿児島、熊本、福岡)
7/28〜30日、大分から宮崎、鹿児島、熊本に福岡と立て続けに行脚したときの記録です。
九州は3年前の行脚以来で、中には10年ぶりの訪問となる観光地もありました。
まずは前編として7/28の1日目から。
7/28 大分行脚
往路で搭乗した便は8時35分発の羽田発大分行きでした。
この日家を出るのが遅れてしまい、保安検査場に到着したのは出発まで25分とかそのくらいしか残っていませんでした。
そのため「出発まで30分を切っている方はこちら」という優先レーンを初めて使いました。
私:「すみません、この便に搭乗するのですが(iPhoneのPassbookに入れたチケットを見せる)」
保安検査場受付のお姉さん:「かしこまりました。○○様ですね、少々お待ちください。……ではこちらにどうぞ」
本当にすぐに保安検査に通されました。同時にグランドスタッフの方にはご迷惑おかけしてしまったな…と思いました。
心労が積み重なる仕事をし続けているのは多少なりとも影響しているのですが、それは理由にならないですしね。
搭乗ゲートは第2ターミナル70番ゲートだったので、保安検査後ゲート到着まで時間がかかりました。ゲート到着時点で出発まで残り10分という有様。
まあ何はともあれ間に合い、大分空港に無事到着。そこからトヨタレンタカー大分空港店に送迎バスで向かい、車を借りて別府を目指しました。
行脚の前に
大分といえば温泉です。有名なことの一つとしては地獄巡りです。さらにいうと大分は実に10年ぶりの訪問です。
……まずは行脚なんかそっちのけで地獄巡りするに決まってるじゃない。もちろん全部回るってことで。
10年前の春、JRグループ発足20周年を記念して青春18きっぷが8000円になったときに大分入りして地獄巡りはしたのですが、到着が遅かったために全ての地獄を回ることができませんでした。
そのときのことがずっと心残りになっていました。
また、鉱泥温泉という午前中しか入浴できない温泉もあるとその後聞いていたので、そこにも行きたいなと思っていました。
ということでまずは本坊主地獄へ。ちなみに鉱泥温泉はここに併設されています。
本坊主地獄と鉱泥温泉
まずは鉱泥温泉に入りました。入浴料900円、記念にタオルを買いましたがこれは250円。
普通の温泉と泥湯があります。
「泥湯につかる前に温泉で一度身体を流してください。泥湯はとても温まるので、一度温まったら上がって冷やしてください。その後また浸かってもいいのですが、繰り返しは3回を限度としてください」と番台の方から入浴前に説明を受けました。
その泥湯ですが、独特のとろみが心地よい感触で一気に身体が温まります。適当に温まり次第上がって身体を冷やし、また浸かります。
それにしても、夏の昼間暑いときから温泉に入るというのは最高の贅沢です。
ちなみになぜ午前中のみなのか理由を聞いてみました。
「正午以降は泥湯に蒸気を一気に通して泥の殺菌をします。その後しばらく放置して上澄みの湯と泥の層に分離させて、上澄みを捨てます。この分離に時間がかかって、終わる頃にはもう夕方なんです。なので午前中だけなんですよ*1」とのこと。
また番台の方が泥湯に入ることもあり、その場合は営業終了後のお昼の時間帯になるということと、東京からこの温泉に来る方は始発かほぼそれに近い便で来ることがほとんどとも聞きました*2。
ただこのあと汗がしばらく止まりませんでした。2時間くらいだらだらと流れっぱなしだった気がします。
そのくらい身体が温まりますので、夏場は注意が必要です。
このあと本坊主地獄を見学しましたが、相も変わらずめちゃくちゃ熱そうな泥がボコボコ沸いているのを見て「大地の熱エネルギーってすごいな…」と思わずにはいられませんでした。
龍巻地獄と血の池地獄
次に、地獄巡りでも離れたところにある龍巻地獄と血の池地獄を回ることにしました。
最初に血の池地獄を見ようと思ったのですが、共通券を購入する際に「この後15分ほどで龍巻地獄の間欠泉が見られるので、そちらを見た後にここを回るといいですよ。すぐ隣にありますから是非そうしてください」と案内いただいたのでその通りにしました。
その間欠泉ですが、勢いがあって驚きます。建物にかぶらないように岩で囲ってあるのですが、これがなければそこら中に温泉が飛び散ってかかるのは明白です。
このあとすぐ隣の血の池地獄を見ましたが、ここは名前の通り真っ赤な温泉の池が印象深いところです。10年前来たときは観光タクシーのおっちゃんに案内して貰った上に写真も撮っていただいたのを覚えています。
海地獄
湯の色が文字通り海のような青みを帯びた色になっていることからこの名がついています。たぶん今回回った全ての地獄中トップなのでは…と思うようなすさまじい勢いと量の湯気が常に噴き出しています。
ここは夏場に行くと蒸されます。外にいるのにサウナの中にいるような感じで、汗が止まりません。
このすさまじい勢いの蒸気で蒸したゆで卵とプリンをいただきました。ゆで卵は5個300円、プリンは1個300円です*3。
卵は卵黄近くのところにわずかながら半熟の白身が残っているのがとてもよく、プリンは卵の味が残る素朴なもので美味でした。
かまど地獄
かまど地獄には蒸気を利用した面白い仕掛けがいくつかあります。
蒸気を吸い込むことで呼吸器系に作用させようというもの、飲用泉、肌に蒸気を当てるものなど。
蒸気を当てるものや飲用泉はとても熱いのでやけどに要注意です。
10年前は平然と肌に蒸気を当てられたのですが、今回はあまりの熱さに全くといっていいほど当てられませんでした。
以前は3月中旬で今回は真夏という季節の違いによるものかもしれません。
また飲用泉はなかなか冷めないので大量に飲むことはできないと思います(実際できませんでした)。
ここも蒸気の量は多いですが、海地獄のそれには及ばない感じです。
かまど地獄の売店では蒸気で蒸したピータン(アヒルの卵らしい)、いしがき饅頭によく冷えた瓶入りのラムネをいただきました。
卵を一日に一体何個食ったんだろう……
この後(鬼山地獄、白池地獄、鬼石坊主地獄)
鬼山地獄ではワニを間近に見ることができます。ワニはほとんど動かないんですが、調べてみるとそういう性質なのだそう。
過去飼育されていたワニの剥製も見れます。かなり大きくて迫力があります。
白池地獄では何種類かの熱帯魚が飼育されているのを見られます。温泉の熱を利用して水を温めるという無駄のないやり方です。
鬼石坊主地獄は、本坊主地獄を見た後だと迫力に欠けると感じる部分がありました。
庭園としての整備は申し分ないのですが、泥から蒸気が吹き出る様子は本坊主地獄の方が熱さを主張する感じで迫力がある、と思わずにはいられませんでした。
こちらにも浴場は整備されているのですが(鬼石の湯)、入浴していないので何とも言えません。本坊主のそれと違って営業時間はずっと長いようです。
本題の行脚(大分行脚)
今回お世話になったところは「アミュスポ別府」。あくまでもバッティングセンターとしての運営が主で、風営法適用の対象外とするために措置を講ずることもありますという但し書きがあります。
このような但し書きのあるお店は、これまでの行脚でも初めてでした。
筐体は担当者のこだわりが垣間見えるデコレーションがされていました。スクラッチの部分に本物のレコードと思われるもののコピーが貼り付けられていました。
これも初めて見るデコレーションでした。
メンテナンス自体は良好で、平日の夕方頃というのもあって静かなためエフェクターなしでも音量は問題ありませんでした。
後編に続きます。↓
【IIDX行脚】愛知、岐阜、福井行脚で本州制覇
去る6/24、25の土日に日本の真ん中、愛知と岐阜に福井を行脚して本州の全都県を制覇しました。
理解のあるゲーム仲間3人でそこそこの観光をしながらの行脚でした。
6/25 東京から名古屋、なぜか宮津市へ
東京駅に午前8時半に集合して、そのまま8時50分発ののぞみで名古屋に向かいました。
一昨日に架線溶断という大きなトラブルがあったためか、東海道新幹線は全線で点検を行っていて10分ほどの遅れが生じていました。
名古屋駅到着後、セントラルタワー地下のトヨタレンタカーに行こうとしたのですが10分ほど迷いました。
「いったいどうやって地下に行くんだ?」と。
答えは「マリオットホテルの1Fロビーに入り、ホテルのエレベーターで地下に降りる」でした。こりゃ初見殺しですね。見事にやられました。
今回は新型のプリウス(50型)を借りました。昨年末の中国・愛媛・香川行脚でも使った車両です。
※余談ですが名古屋市内の道路は走っていた車線が突然右左折専用になったり、右左折のために車線の端から端まで移動しないといけない場面が多いなど、初見殺しが多く注意が必要です。
運転に慣れている人でも戸惑います(実際何度も惑わされました)。
まずは観光
まずは観光ということになったのですが、ほぼノープランだったので移動中の車内でゆるく候補出し。
最初は敦賀市内でサイクリングでもするかとなっていたのですが、時間を見ると天橋立にも行けそうだな…と思ったので提案してみました。
結果、サイクリングを蹴って天橋立が目的地に就任。
ただ昼飯は最初の予定に合わせて敦賀市内で食べようとなっていたので、いったん高速を降りて店に向かいました。
行ったお店は、「そば処はやし」。ソースカツ丼とミニおろしそばのセット。
カツ丼は非常にボリュームがありますが味はあっさりな感じ、ミニおろしそばはつゆとおろしの相性が良く全体として簡単に平らげられる一品でした。
その後再び高速道(舞鶴若狭道)に入り、天橋立へ。
16時過ぎと遅かったこともあって、砂州を歩きで往復するにとどまりましたが現地の雰囲気はとてものんびりしていて精神的に癒やされたひとときでした。
このあと温泉に入りたいねとなったので舞鶴若狭道を飛ばし、再び敦賀市内へ。
寄ったところは「敦賀きらめき温泉リラ・ポート」。一見宿泊可能な施設に見えるくらい外見や施設内が豪華なのですが、日帰り温泉です。
福井行脚
温泉の後は福井行脚。寄ったところは「ジョイランド敦賀店」。
ここ自体は割と大きなゲーセンなのですが寺は一台だけの設置でした。自分含め3人待ちで、自分が最後だったので割と時間を消費してしまったのが少々痛いところでした。
皿のシートがはがれていて、シートだけが回ってしまうことがそこそこあるという致命的な点以外、メンテに特に大きな問題はなかったと覚えています。
このあと宿泊場所の都合で名古屋まで戻ったのですが、0時を過ぎていました…
6/26 愛知行脚と岐阜行脚
愛知行脚
今回の行脚、いやこれまでの行脚で最も楽だったのがこの愛知行脚です。
何せ宿泊場所から徒歩3分以内、ロビー出口から目的のゲーセンが見える*1というのには驚きもありましたが衝撃的すぎて笑ってしまうほどでした。
こんなに近ければ当然のことですが、車は宿泊場所の駐車場に置いたまま行脚。
店舗は「名古屋レジャーランドささしま店」。
3台のうち1台だけでやりましたが、メンテナンスは良好でした。
岐阜行脚
名古屋市内をしばらく一般道で流してたどり着いた先は「ゲームハウス アリババ」。
周りが長閑な田畑が広がっているところだったなぁ…と思いゲーセンマップで航空写真に切り替えると、その記憶は当たっていました。
ボタンが少し固い筐体だった覚えがあるので、DJT筐体とDJT液晶の組み合わせの台だったのかなと思います。
ボタンが固めなこと以外特記事項はなく、音も大きく聞き取りやすいところだったと覚えています。
これで本州を全て制覇。残すは九州、四国、北海道だけとなりました。
その後
そのまま足を伸ばしてなんとなく琵琶湖周辺をドライブしていました。
琵琶湖周辺をドライブしていて、驚いたのが「タカタハウス」という建物。
それまで普通の住宅が並ぶ中に突然と現れる巨大な敷地。テニスコートやプールも備えられているなど設備も豪華。
車が何台も止められるほどの駐車場もあるなど、周囲とは全く異なる光景に3人で驚きを隠せませんでした。
少し調べてみたのですが、エアバッグのタカタは滋賀県が創業の地ということなのでもしかするとこの会社の関連施設なのかもしれません。
この後は名古屋まで戻り、東京に到着後3人で夕食を取った後は解散となりました。